SNSやネットで話題になっている「三県境」という場所がある。
なんでも、その場所は3歩歩けば、3つの県を行き来することができるらしい。全国を探せばいくらでもあるかも知れないが、その多くは前人未踏のような山奥にひっそりと存在している場所が多いらしい。
唯一無二の地点でもある「三県境」いったいどんな場所なのか気になってしまった。
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三県境とは?
国境というと、国と国の境目である。同じように、県と県の間にも境目が存在するのは当たり前の話だ。
境目というと2つの間に存在しているイメージがあるのだが、「三県境」では3つの県の境界にあたる地点なのだ。
全国でも数を数える程度しか存在しないらしいが、ほとんどが山奥などで相当な覚悟を持って行かなければならない。
この「三県境」は、気楽にぶらりお散歩気分で訪れることができる場所らしい。普段、体たらく生活を送っている私でも簡単に行くことができるようなので、行ってみたくなった。
簡単に行ける「三県境」の場所は?
地図で確認してみると関東地方のちょうどど真ん中あたりにあり、地図上では4つの県の境目に見えます。
しかし、拡大して確認すると「埼玉県」「群馬県」「栃木県」の境目であることがわかります。
市町村の境目でいうと、「埼玉県加須市」「群馬県板倉町」「栃木県藤岡町」の3市町村になり、それぞれ農業が盛んな場所のイメージあります。
近場で有名な場所といえば、佐野のプレミアムアウトレットがあることでしょうか。関東在住の方であれば足を運んだ方も多いかもしれませんね。
それ以外で言えば、大規模な川の1つである渡良瀬川がすぐ近くで流れており、渡良瀬遊水地が近くにあります。自然豊かな場所であることは間違いないでしょう。
実際に「三県境」に行ってみた!
ドライブがてら、噂の三県境に行ってきました。先に感想を述べますと、「本当に1秒で3つの県を往来できる場所だった!」と軽い話しのネタになるなって思いました。
駐車場がちゃんとある
車で向かった私は、1つの不安があった。
駐車場とかないのでは?
とりあえず、目的地付近までいって駐車場がなかったら近くに止められそうな場所を探すしかない。と思いながら向かうことに・・・
三県境の周りは、農道が多くて道が狭いと聞いていましたが、実際に行ってみると狭いと感じるような道はまったくなかったです。イメージしていたのは、乗用車が一台しか通れないような道でしたが、そこまでハードルが高いようには感じませんでした。
そして、三県境に到着。
駐車場を心配していましたが、近くの公園が臨時駐車場として使われていました。この駐車場には、4台分の止めるスペースがありました。
公園の駐車場に車を止めて、噂の地点まで歩くことに
いざ、三県境へ
臨時駐車場から徒歩で3分もかからない場所にそこはあった。
途中の道には、案内看板があり、迷う心配がなかった。いまは、スマホのアプリでルート案内してくれるので迷う心配はないが、それでも初めて訪れる場所は、すこし心配になってしまいます。
遠めから見るとただの田んぼが広がっているだけのように感じてしまいましたが、どうやら案内板はあちらの方向を指している・・・
あそこが噂の「三県境」か・・・
訪れた時間が夕暮れ時だったこともあり、人の気配がまったくなかった。カラスたちがたむろしている光景が広がっている・・・まさに夕方と感じてしまう瞬間だった。写真はカラスが飛び立った後に撮ったものです。
近くまで寄ってみると、それぞれの県名が書かれている看板が地面にささっていることに気がつきました。そうか、あの水路を境に区切られているのか
まずは、ここにあるものを紹介していこうと思う。
1つめ、県名の書かれた看板
2つめ、「三県境」の説明が書かれている看板
3つめ、木製でできた手作り感溢れる椅子と謎の台
4つめ、ご意見ボックス(町役場行き?)
5つめ、手作り感溢れるカメラ台
なんだろう、とても昭和感を感じる。場所の説明が書かれている看板の文字には、所せましと魅力を伝えようとしている文字で溢れていた。町役場も苦しい財政状況なのだろうかと、お察し申し上げた上で「もうちょっと、なんとかならんかったんかーい」と思った。
そして、最後に交差地点である。
3つの県の境にある境界杭には、訪れる前からどんなものなのか気になっていた。一般的な境界杭というと、下の写真のようなものになります。
肝心の三県境の境界杭は、こんな感じだった。
さらに近くで見ると、後付けでプレートを取り付けたのだろうか?そのプレートには、「三県境界」という文字が刻まれていました。県境になっている市町村名が刻まれており、全国を探しても唯一無二の場所であることに感動した。
この後、人がいないことをいいことに3つの県を行き来するという「1人遊び」を楽しんだことは、秘密にしておこう・・・・
おわりに
この訪れた場所の近くで流れている渡良瀬川に架かっている橋の名称が「三国橋(みくにばし)」というのですが、そちらの名前の由来はこういうところから考えられているのかーと妙に納得を覚えました。それと「三県境」は全国でも探せば40箇所以上はあるようです。しかし、ここの場所のように簡単にいける場所は皆無で、唯一無二の地点であることを改めて実感しました。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。