仕事 現場監督

現場監督を続ける自信がないなら転職という一歩を選ぶべき!

投稿日:2017年10月15日 更新日:

現場監督の仕事はとにかく辛いことばかり。いまの仕事から抜け出すにはどうしたらいいのだろうか…

僕が現場監督をやっていた頃は、いつも「仕事から逃げる」ことばかり考えていました。毎日、インターネットに独り言のように「仕事 つらい」とか、「仕事 辞めたい」とか検索していたのです。もしかしたら、この記事を読んでいるあなたも僕と同じようなことをしているのかもしれません。

来る日も同じことを繰り返しているだけで、実際には具体的な行動を取るわけでもなく、ある種の思考停止状態でもありました。

いまだからこそ言えますが、できるだけ早く行動したほうが自分のためになります。あの時、もっと早く行動していれば良かった…と、後悔する生き方は本当に辛いだけです。

この記事では、現職の現場監督の方が「いまの仕事を続けるかどうか」と、迷っている人向けの内容となっています。実際に僕が現場監督を本気で辞めようと決意した内容が書かれているので、1つの参考としてご覧いただければ幸いです。

現場監督の仕事を続ける覚悟があるか自分に問いかける

以前、僕が大学卒業後に入社した建設会社の仕事ぶりについて書かせていただきました。入社して1年生の仕事内容が基本となっているので、ベテランの方からすれば「こんな事で文句いっている時点で社会人として失格だろ」と思うかもしれません。

関連若手の現場監督の仕事は体力的にも精神的にもとにかくキツい

ぴったり5年は現場監督を続けていませんでしたが、5年近くも経験すれば様々な出来事がありました。足場が倒れたり、ユンボに潰されそうになったり、ハンマードリルが頭に落ちてきたりと語りだせば色々なことがあります。

そんな現場監督ならではの出来事を思い返したときに「このまま現場監督を続ける自信はあるだろうか」と疑問に思うのです。

現場監督の仕事は3Kが基本

仕事を思い返してみると、建設業界はやはり「3K」と呼ばれるに相応しい業界であると思うはずです。僕が現場監督を経験していた中で、感じていた3Kはやはり王道である「汚い、キツい、危険」の3つでした。

現場監督3Kの「キツい」

キツいのはなにも肉体的疲労だけではありません。精神的にもキツいのです。

建設現場は稼働していれば、必ず問題は発生します。些細な事からニュースにまで発展してしまう出来事まで様々な問題が起きてしまいます。

そんな問題が起こる中でも施工図を進める必要もありますし、書類の作成・請求書の取りまとめなどもしなければなりません。そして、なにより追い打ちをかけるように「工期」という2文字が現場監督である我々を苦しめるのです。

当然のことながら工期は厳守することが当たり前なため、間に合わせるために必要ならば夜間工事をすることもあります。もちろん休日出勤は毎週のようにしていても、工期が足らない現場は山ほどありました。

このように時間との戦いはプレッシャーも非常に大きく、精神的なストレスはキツいと言えるのです。

現場監督3Kの「汚い」

基礎工事のときは家に帰るころには泥まみれになり、内装工事ではボンドまみれになるといったイメージしやすい汚さはあります。

僕が経験した中で一番汚く辛いと感じたのが、職人が仮設トイレで財布を落としてしまい、仮設トイレの中から財布を取り出すことでした。正直な話、自分で落としたのだから自分でやるのが当たり前だろ、と感じていました。しかし、職人たちからの現場監督のイメージといえば、便利ななんでも屋です。

このようにクソまみれになりながらも時には汚いことを率先してやる必要があるのです。他にも下水の修理の件などありますが、省略させていただきます。

現場監督3Kの「危険」

建物を建てる際に必ず足場を組みますが、これが崩れて自分に降り掛かってきたらもちろん即死です。また、高い場所から転落してしまっても即死です。安全帯とか装着していれば転落のリスクを減らすことができますが、危険なところは足場だけではありません。

  • サンダーなどの工具で指切る
  • 建材をクレーンで移動中に落下
  • クレーン自体が倒れてきた

考えただけでも危険なところは星の数ほどあります。自分が注意していても防ぎようのない出来事もあるため、建設現場は命を落とす可能性の高い場所でもあります。

現場監督の収入はわりに合わない

生活をする上で大切な給料についても、じっくりと思い返すと少すぎると感じていまいます。仕事の難易度や業務量に比例して少ない分には納得できる部分はありますが、残念なことに現場監督の収入はわりに合わないと言えます。

大手求人サイトのマイナビが建築現場監督の平均年収を統計した内容を参考にグラフにしたのがこちらになります。

▼「建築施工管理・工事監理者の平均年収割合」

40代まで現場監督を続けたとしても600万を超えることは難しいと言えます。全体で見れば約1割の人しか年収600万を実現することができないため、夢も希望も無いように感じてしまうのです。

3Kの職場環境で頑張り、1週間に1日休めればいい業界で頑張っても600万を越えない現実は辛いとしかいいようがありません

現場監督は「やりがい」しかない

現場監督の仕事をよく言えば、やりがいのある仕事。

少なくとも僕は、3Kのことや収入面のことを真剣に考えながら「このまま続ける価値はない」と見切りをつけました。収入面では、他の業界でも同等以上の収入を得ることはできますし、3Kのことを考えれば、抜け出してしまったほうが将来的に良いと考えたのです。

辞めるときには、逃げるだけと蔑まれ、批難されましたけどまったく後悔していません。むしろ、本気で良かったと感じています。

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現場監督から転職するには

いきなり転職するといっても、仕事を辞めてしまうことは非常にリスクがあります。仕事を辞めてしまうと収入はもちろんゼロになってしまうので、絶対に避けなければいけません。

しかし、冒頭でもお話したように、ただインターネットでただ検索しているだけでは現状の辛さから開放されることはないです。

僕は現場監督を辞めるまでに公務員試験に挑戦したり、他業種への転職活動をしてきました。その中で大切なのは情報収集と実際に行動してみるという、シンプルなことだけだったと思っています。

現場監督から公務員への転職

公務員になることは他業種へ転職するよりも狭き門と言わざる得ません。無学者であれば、死ぬ気で勉強しなければ無駄になるだけなので正直あまりオススメできません

公務員は人気な職業の1つであり、転職組だけでなく新卒組という競争相手が非常に多いのでかなりの努力が必要であると言えます。僕は国家公務員になるべく、努力をしましたが結果は面接落ちをしてしまい、公務員になることはできませんでした。(ちなみに独学です)

関連公務員試験に本気で挑んで落とされた話

1次試験の筆記には通過しているので現場監督時代の勉強の仕方のコツやオススメの参考書を紹介していますので参考にしてみてください。

関連公務員試験対策にオススメな参考書まとめ

関連現場監督の仕事をしながら勉強するコツ・工夫

現場監督から他業種への転職

いまさら他業種へ転職するのは難しいのでは?と考えるのは自由です。しかし、実際に行動してみると意外とすんなりいくこともあります。何度も申し訳ないのですが、仕事を辞めてしまうと後には引けませんが、続けながら転職活動をすることが一番オススメです。

僕の現場監督時代の同期は、転職活動を始めてから3ヶ月で某有名メーカーへの転職に成功させていました。一方で僕の場合は、公務員に挑戦したり無駄なことを経験していたので転職活動は非常に長かったと言えます。

他業種への転職活動には情報収集が重要であると言えます。求人サイトや転職エージェントなどに登録しておいて、日頃からチェックすると思わぬ出会いがあります。

そのため、情報収集には求人サイトや転職エージェントを活用したほうがいいのです。

【オススメの求人サイト】 
▼リクルートキャリア

 

第2新卒と言える若い現場監督ならこちらの転職エージェントをオススメします。エージェントに登録した後は面談をするため、希望している職種を伝えたり、自分が本当に興味がある分野を一緒に考えて貰えます。どんな仕事に向いているか迷っている人なら職業選びの選択肢を増やしてくれるエージェントを選ぶのが転職の近道と言えます。

*リクルートキャリアは求人サイトの大手リクルートのグループです。


▼メイテックネクスト

 

技術系の職業に強い転職エージェントです。理系出身の強みを活かせる分野が中心なので異業種への転職の足がかりになるでしょう。こちらもサポートが手厚く、企業ごとの面接対策や書類の添削などのアドバイスを受けながら活動できるのでメーカーを希望するなら利用するべきです。

 

さいごに

 

自分だけの力で情報収集するには、仕事を続けながらだと難しい面があります。転職エージェントと会話をすることで自分の悩みを聞いてくれて、アドバイスまでしてもらえるため利用しないのは勿体無いです。

今一度、現場監督の仕事を振り返ってみて、僕と同じように「続けられる自信がない」と感じてならそれは行動するべきときです。将来、後悔しないためにも、いまできることは1つでも多くやっておくことをオススメします。

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