以前、ブログで傾奇者による非道な経験をさせられた時の話をしました。
関連交通事故で泣き寝入りしないためにドライブレコーダーは重要であるという話
ドライブレコーダーの重要性について伝えたいと思って書いたものです。あの時、ドライブレコーダーさえあれば…という苦い経験があったからこそ、証拠品の大切を人一倍実感しているわけです。
前回の記事に引き続き、今回は事故の後日談について触れておきたいと思う。
高校生である弟が車の免許取得を間近としている時期でもあり、毎年2月から4月までの期間は全国の高校を卒業する人たちが新米ドライバーになる時期かと思います。
ウキウキ気分で車を運転するのはとても微笑ましいことではありますが、交通事故に遭遇してしまう危険性は運転に不慣れな新米ドライバーにとっては非常に高いのではないでしょうか。自分の身を守る上でも、ドライブレコーダーは絶対につけておきたいのです。
ひどい目にあった交通事故のおさらい
詳細については当時の状況を書いている記事を見ていただくのが手っ取り早いのですが、ちょっと長めでもあるので簡易的にまとめた内容を…
関連交通事故で泣き寝入りしないためにドライブレコーダーは重要であるという話
傾奇者ドリフトをキメられて逃走された
交通事故にあった時は深夜のこと、現場周辺には深夜ということで一人も目撃者はおらず、最終的に事故車は廃車となり、相手も見つかっていません。
当時、対向車線からものすごい勢いのドリフトでこちらに突っ込んできて、乗っていた車は全く動かない状態になってしまった。
幸いなことに死に至る重症はなく、心のキズと車が動かなくなってしまったという事実だけが残った感じです。
ドラレコの証拠があればよかった…
警察との実況見分の中で、証拠として提示できるものはなく、口頭による説明だけであった。
運転していた車にはドライブレコーダーは搭載していなくて、この時ほど「ドラレコがあれば話はスムーズであったのに」と後悔したことはない。
程なくして、ドラレコの存在は現代社会においていかに重要であるかと痛感したときでもあった。
事故後の犯人逮捕に期待はできない
テレビで定期的に放送している警察特集のような捜査を期待していました。
事故の実況見分では相手の車体のパーツが一部ではあるが残っていたこともあり、犯人逮捕の期待を抱いていたのはごく自然なことかと思う。
よくテレビで警察官の働きぶりを特集している番組があるが、あれくらい華麗な流れで逮捕まではいけるんじゃないかと…
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事故現場周辺のコンビニなどから当時の時間帯に不審な車の記録を調査
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犯人と思しき人物を特定
こんな華麗な捜査をしてくれるはずであるとテレビ番組の特集を見ていた僕としては思わずにはいられないわけである。
この時は警察という人たちはみな、テレビでの特集のように捜査に全力を尽くす存在であると疑いすらしなかったのだが、完全に裏切られる結果になるとは思わなかった。
本当に捜査してくれたのか?
この時の事故後に警察官から「被害届けを出しますか?」と尋ねられたのだが、もちろん二つ返事で当たり前である、と伝えた。
その時に彼らが発した言葉はいったいなんだったのか疑問視すらある。
「全力で捜査いたします!」
事故から1ヶ月が経ったころに
被害届けを出してから1ヶ月の時が経ったくらいのとき、一本の電話が自宅にかかってきた。
電話の主は警察の人であった。
いまとなってはあまりの無能さに呆れて担当の名前すら覚えていないが山田(仮称)としておこう。
山田から電話がきたときは「犯人がついに捕まったのか!」と思い、当時の憎しみと殺意がジワジワと自分を侵食し始める感覚に恐怖すら感じた。
当時の交通事故の記憶が鮮明に蘇り、死の恐怖を実感してしまったときの光景がフラッシュバックし、同時に相手への憤りのない怒りが込み上げてきたわけだ。
ところが、山田から伝えられた内容を聞いたときは腰を抜かしてしまった。
「犯人捜査に全力を尽くしましたが、残念ながら犯人は見つかりませんでした」
三回くらい聞き直してしまったのだが、見つからないから捜査は打ち切りにします的な事を言われたわけだ。
テレビの特集で登場するのは有能な人だけ
よくよく考えれば当たり前の話である。
テレビの特集で取材されるような捜査官たちは、一握りの優秀な警察官だけである。
あんな華麗な捜査を全国すべての警察官がやっているはずがないのだ。
働きアリの法則というのがあるが、まさに世の中は同じようなものだ。
よく働くアリは全体の2割とすると、普通に働いているのが6割、そしてサボるアリが2割だ。
おそらく取材されるような優秀な警察官は全体の2割の中のごく一部にすぎないはず。
今回、捜査を担当した職員はサボる側の人間なんだろうと勝手ながら思わざる得ない。
あくまで想像に過ぎないが、僕が体験したような交通事故は年間に何百件とあり、すべて対応していてはキリがないのだろうと思う。
その結果、死亡者がいない事故については捜査報告書と称して、適当な捜査の過程を記録し、闇に葬るだけである。
つまり、サボるアリと同じで「死亡者ゼロだから1ヶ月後くらいに見つからなかったぜーと伝えるだけでいいや!」と投げやりになっているんじゃないかと…
テレビのような展開になることを期待していた自分がバカでどうしようもなかったということだ。
ここで初めて泣き寝入りするしかない事案であることにようやく気がついたのだ。
精神的ダメージは大きく車は廃車
事故車はウンともスンとも言わない状態で事故後は廃車となる流れになっていた。
もし、仮にだが
犯人が捕まっていればすべて補填してもらうよな気持ちでいたため、事故後には思っていたほど落ち込んではいなかった。
事故車は両親から借りていた車でもあり、怪我の治療費や精神的苦痛に対して訴える気マンマンでもあった。
警察からの報告後、大きな絶望感を味わう
捜査での犯人逮捕をクソほど期待して待っていたこともあり、報告を聞いたときはクソほど無能すぎる警察の職務についてクソほど聞いてみたいと思った。
しかしながら当時、大学生でありながらそんな度胸もない自分は悶々とした行き場のない気持ちだけが高まるだけでただただ絶望感を噛みしめるだけになってしまった。
世間知らずもいいところだ。
事故車を廃車にして新車を購入した
田舎という環境は、車なしでは生活がままならないのは当然のことだ
廃車になってしまった車は母親のもので、保険などはファミリータイプを適用していたこともあり、一言添えればドライブくらいに使っても良いという環境で借りていた。
この車が廃車になってしまったことで母親の生活は一変してしまった。
買い物に行くにも自転車などでいけるような距離にスーパーなどはなく、車がないだけで不便な生活を強いられる。
同時に事故を起こしてしまった自分がとてつもなく情けないと感じ、なによりも申しわけ無い気持ちでいっぱいいっぱいになってしまった。
車がないのはどう考えても生活に影響があった。
両親は良い機会だからと車を購入することとなった。本当に余計な出費をさせてしまった…と、心苦しい気持ちになったのは忘れられない記憶の1つ。
ドライブレコーダーはすべての車に装備するべき
今回の一件により、うちの車には全てドライブレコーダーを装着することを基本とすることとなった。
理由は単純である。
警察が行なう捜査もあてにはならず、被害届けを出したところでうやむやにされるかもしれない。それならば、映像として記録できる便利なドライブレコーダーを装備しておくのが一番良いということだった。
ドライブレコーダーには良し悪しがあるが、装着しておきたいのは鮮明な映像が記録できるものにしたい。状況を記録できるだけの粗い画質を記録するタイプでは、僕が体験した事故には通用しないからである。
もしこれから車を購入したり、新米ドライバーになったりとする人は車屋にいって「一番いい装備をくれ!」というべきだ。車一台が廃車になってしまうことを天秤にかけてみれば、ドライブレコーダーを捻出するくらいのお金は非常にローコスト。
つけようか、つけないかで迷っている人は問答無用で装着をオススメする。なにもこれは新米ドライバーやこれから新車を購入しようとしている人だけに限らず、いま日常的に車を利用している人ならば、すべての人に装着してほしいと心から思っている。
傾奇者のような身勝手な運転をするクソどもの悪事を全て記録しておきたい。昨今における、ロードレイジといわれる、いわば煽り運転の申し子みたいなのにも効果的である。先日ロードレイジに文句をつけられたのだが、この話はまた別の機会にしようと思う。
とにかく、僕が言いたいのは
傾奇者たちからの被害を受ける前に自分の身は自分で守る意識を持って、車を運転するなら絶対にドライブレコーダーは装着しておくべきである。