ゲーマー向けのヘッドセット『Logicool G533』を使ってみたので紹介!
主にPCゲームで遊ぶ際に使っているヘッドセットで、以前まで愛用していたRazerのmegalodonが有線ということに不便さを感じたため、新調した感じです。
ワイヤレスヘッドセットの最大の利点は、PCから離席する際にわざわざ外さなくてもいいということ
ヘッドセットをしたままPCから離れられるのは便利すぎますよね。
と、いうわけで今回はG533がどんなヘッドセットなのか実機レビューで紹介です!
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『Logicool G533』製品概要
製品型番 | G533 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 197×189×85 |
重さ | 350g(本体のみ) |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド |
マイク | ノイズキャンセリングマイク |
サウンド | 7.1chサラウンド対応(専用ソフトウェア必須) |
ワイヤレス通信範囲 | 15m |
バッテリー持続時間 | 約15時間 |
所有しているヘッドセットとの比較した感想
僕が所有しているワイヤレスヘッドセットはPS4専用で使っているSonyのプレミアムワイヤレスヘッドセットと今回紹介するG533の2つです。両方とも1万円台後半の製品ですが、個人的に気に入っているのはPS4で利用しているほうです。
G533はPCでの利用目的としているためPS4との話はこのあたりにしておきます。
いままでPCで利用していたヘッドセットはRazerのMegalodonというもので、ずいぶん長いこと頑張ってくれました。さすがに長年愛用してしまったことでボロボロになったのも新調するキッカケですかね・・・正直なところ装着感いわゆるフィット感はMegalodonのほうが好みでした。
コントローラー周りには戸惑った
G533ではボリューム調整やマイクミュートなどの機能が全て本体にあるため操作が良さそうだと思っていましたが、長年Megalodonを使っていたため慣れるまでに時間がかかりそうというのが使ってみたところの感覚。
▼Razer Megalodonの音量調節機の部分(ボリュームコントローラー)
▼G533の音量調節部分(ボリュームコントローラー)
初めてヘッドセットを利用するのであれば、戸惑いなく利用できるはず。
僕のようにボリュームコントローラーを分けて利用している人にとっては、最初に必ずといっていいほど扱いに戸惑うことになることでしょう。また、ボリューム調節の部分が非常に軽いため、微調整が難しいと感じることがありました。これも慣れればなんとかなるのかな?
ワイヤレスタイプの中では軽い方なのか?
ヘッドセットの重さについてですが、ワイヤレスタイプということで有線タイプのものよりは1.5倍ほどの重さはあると思います。Megalodonの本体部分の重量はおおよそ220gで、G533は350gとなっています。しかし、同様のワイヤレスタイプであるG933よりは軽量化されているようです。
▼G533の重量を実測した結果
ゲーム中の7.1chサラウンドは好み
Megalodonも7.1chに対応していますが、個人的にゲームをする際は7.1Chでの利用は全くしていませんでした。コンサートホールにいるような音響になってしまうのがあまり好みではなく、2.0chでの利用がほとんどでした。ただ、音楽を聞いたりする際は7.1chのほうが臨場感があって最高ですw
G533では専用のソフトウェアを使えばDTS Headphone:Xが有効にでき、DTS 7.1のほか2つのルーム設定がありました。
専用のソフトウェアはLogicoolのHPからDLできます。G533ワイヤレスサポートページ
▼ルーム設定画面
▼イコライザーの設定画面
ワイヤレスの遅延についてはLogicool史上最小と4gamerの記事で検証されていました。実際に使ってみる中では、ほとんど遅延がないに等しいと感じていました。
いままで有線のヘッドセットを使っていたため、そこまで遅延に対しての意識はなかったのですが、G533を利用する中で大きな遅延も感じることもなかったのでストレスフリーといったところです。
ノイズキャンセリングマイクの使用感
チャットボイスとしてTeamSpeakとSkypeで利用してみました。友人との会話の中でノイズなどについて伺ったところ、「クリアな麗しい声が聞こえるだけだよ」と言われました。冗談はされど、ノイズ軽減がどの程度されているかまではよくわかりませんでした。
比較対象になるかわかりませんが、1500円で購入したヘッドセットとG533で友人に聞き比べをしてもらったところ、G533のほうが聞き取りやすいと言われたためノイズキャンセリングの効果はあるはずです。
▼マイク使用時の状態
マイクをミュートするるときにはイヤー部分の側面にあるボタンを使うか、マイクを折りたたむことで自動的にミュートに変更されます。折りたたみでミュートになる仕様は、ヘッドセットを装着しながら離席する際にも便利だと感じる面が多かったです。
▼マイクを折りたたむとミュートになる
シンプルなデザインでゲーミングデバイスとは思えない
僕が所有しているゲーミングデバイスのほとんどがRGBの発光をするものがほとんどの中、G533は一般的なヘッドセットのように発光などはないためゲーミングデバイスとは思えないように感じました。
外観のデザインはシンプルでカラーのラインナップも黒のみとなっています。デザインについては人によりけりとしか言えませんが、カラーバリエーションが黒のほかにせめて白でも用意していてくれればと・・・
▼Razer Megalodonの発光部位(ロゴ)、G533のロゴは発光なし
『Logicool G533』の総評
1万円台のヘッドセットとしての役割は十分な性能かと思います。ただ、レシーバーなしで使うことができないのは残念な点でした。
Bluetoothに対応させると遅延の問題を大きく改善できないため、ゲーミングデバイスとの位置づけを保つためなのかと思います。ちなみにBluetoothには対応していないので注意です。
▼レシーバーはUSB記憶デバイスのような外観
ゲーミングデバイスとしては専用ソフトウェアもあり、音に関しての設定には細かく設定できる点は優秀ではないでしょうか。音質については有線のほうが勝るとも言えますが、ワイヤレスタイプでコードの煩わしさを無くしたいという人は使えると感じるはず。
最後にG533を使ってみた感想のポイントをまとめると
【微妙だと感じたポイント】
- レシーバーなしで使えない(Bluetoothで使えない)
- 音量などのコントローラー部位が使いづらい
- 重さを感じる
【Goodと感じたポイント】
- ワイヤレスで装着しつづけられる
- 7.1ch対応に加え、ソフトによる細かい調整ができる
- メッシュタイプでレザーなどよりは蒸れが少ない
▼イヤーカップはメッシュで通気性を確保している
ハイエンドモデルを求める人には物足りなさを感じる結果となってしまうため、そういう方にはオススメできないです。位置づけ的にはエントリーモデルというのが正しいように感じます。いままでゲーミングデバイスを使ったことがないという人には、良いヘッドセットかと思いました。