国家公務員Ⅰ種(いまの国家総合職)を受けて、最終的には不合格になってしまいました。それでも最大の難関と言われている「筆記試験」には合格しています。
勉強のスタイルは人ぞれぞれですが、わたしは社会人として馬車馬のように毎日働いていました。
そんな多忙の中でも毎日、コツコツと勉強を続けたことが筆記通過のポイントだと思っています。
わたしが実施していた勉強スタイルを話そうと思う。
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社会人の勉強スタイル
わたしは「勉強する時間なんてない」と、口癖のように吐くタイプでした。
言い訳のようなセリフを口にしていたわたしは、勉強時間を確保するためにいくつか工夫することで、ある意味成功への道が開けたと思っています。工夫した事をまとめるとこんな感じです。
工夫したこと
・スマホに参考書の写真を撮っておく
・仕事中でもスキマ時間にスマホで勉強する
・朝練ならぬ朝勉
・仕事から帰宅したあとは見直しだけ
スマホで勉強時間を増やす
営業なんかやっている人なら、わりとサボって勉強とかもできるから羨ましいなーなんて思っていました。わたしは建築の現場監督だったので事務所で図面描き終わった後とか、現場巡回しているときに暇があればスマホで問題を解いてました。
この方法を試験日当日まで繰り返しやっていたのです。
参考書を持ち歩くことなく実施できるのでかなり有効的な手段でした。職場で参考書を読めるような環境で仕事をしていれば話は別ですが、おそらく多くの人はそんなことをすれば、周りからの目線が突き刺さってしまいます。コソコソ勉強するにはスマホを使うことがベストでしょう。
なによりいまは、画面の大きいスマホが多いから写真も見やすいわけで活用できるなら使ったほうがいいと思ってます。
身につく勉強の時間は「朝」
もう1つ勉強時間を増やすためにやったことが、朝早めに起きて勉強していたことです。
これは出来る人と出来ない人がいると思いますが、意識的にでも朝に勉強したほうが覚えるスピードが段違いなのでオススメです。
このような方法で勉強をしようと思ったのも、一冊の本を読んで影響されたからなのです。
影響された本の内容をそのまま実施しているわけではありませんが、自分なりにアレンジして活用させてもらっています。
この書籍の影響が大きいのですが、もう1つ根拠として自分の中にあるのが「脳科学的に睡眠を取ったあとの脳はクリーンな状態なので勉強に向いている」ってどこかのサイエンティストも言ってたことです。
もちろん、独学で予備校も使わなかった
職業柄、変なところがケチだったので予備校とかで高額な受講料なんて払いたくありませんでした。
だから、勉強はすべて自分の判断でやっていました。独学って言われると「おーやるじゃん」とか思う人もいるかもしれないですけど、ぶっちゃけ波に乗るまでそれなりに時間がかかります。
独学での勉強の流れはこんな感じ
独学の流れ
1.公務員の応募条件の把握
2.必要な勉強量などの情報集め
3.科目の取捨選択の判断方法を身につける
4.苦手・得意科目を見つけ出す
5.勉強しまくる
結果としては筆記に合格しているので独学の手順は間違っていないと思います。しかし、1~3の部分に関しては予備校や通信を使ったほうが時間短縮には有効です。
1の「公務員の応募条件」は、受験しようと思ったら当たり前のように調べます。これ自体はそんなに時間はかからないと思いますが、問題は2です。
「必要な勉強量や頻出する問題の把握」こういった情報を予備校は多く持っているので、自分で1つ1つ調べるよりかは遥かに早いし確実な情報を貰えるはずです。
こういった意味では、予備校を使って勉強時間を短縮させるのも有効な手段であると思っています。
独学のススメ
「自分も予備校を使わないで独学で頑張りたい!」って人もいるでしょう。そんな人にはある1冊の本から入門することをオススメします。
ちなみにわたしもこの1冊を読んでから勉強をはじめました。
もはや、なにから話したらいいかわかりませんけど「この1冊のおかげで予備校レベルに最初の時間短縮ができた!」ってことが最大の特徴ですかね。
タイトルがとにかくキャッチーで笑っちゃうのですが、内容は十二分に有益な事が書かれています。この本自体、毎年のように出版されるほどの人気もあって定番の1冊なのですが、わたしも実際に読んでみて、定番になるのもうなずける内容だなと感じました。
大切なのは続けることだけ
趣味でギターが上手くなりたい人も資格取得を目指して勉強する人も大切なのは「続ける」ことです。
「継続は力なり」この言葉は、ウソではないなーなんて実感しています。
ただ、知らない分野や解けない問題を勉強していくのはとても苦痛で仕方ありません。ゼロからスタートしたわたしも全てがわからない状態だったので最初は辛かったです。
「ニワトリのように10分前に解いた問題ですら、解き方を忘れる」なんてことが日常茶飯事でした。勉強の仕方が悪かったのですが、ちょっとやり方を変えたらいつの間にか苦痛ゾーンを抜け出して、自然と継続できるようになっていました。学ぶことが楽しい状態に変わったのです。
苦痛ゾーンで勉強が進まない人は、勉強の仕方を変えてみることをオススメします。ここを抜け出せば勉強自体が楽しくなると思うので、勉強継続率は間違いなく上昇します。
わからない状態(苦痛ゾーン)のときの勉強法
・参考書はざっと1周する
・問題集は、1周目は解答と解説だけ読む
・1歩進んで2歩下がるで読む
周回が大切だよ
参考書をじっくり読むことはとても良いことです。しかし、圧倒的に時間が無駄なのでやめたほうがいいです。「わからないから読むんだよ」って言う人もいますが、1回で理解しようとするから無駄なのです。
ソシャゲで言えば、経験値ダンジョンとか何周もした経験はありませんか? 効率よく強くなるためには経験値ダンジョンで素材集めをするのが当たり前体操です。
周回するたびにムキムキになるキャラの強さと同じで、勉強でも周回すればムキムキ脳みそになります。
ざっくりでいいから、まずは1周してみてください。すると、不思議なことに2周目は1周目より内容が入ってきます。
さらに、もう1周すると理解がより深まる経験ができるはずです。
わたしは、こんな感じで参考書や問題集を繰り返し勉強しました。
2歩進んで1歩下がるで読む
これは2周目以降にやると有効な方法です。
参考書や問題集には、それぞれ区切りがあります。第1章確率について~とかのことです。
わたしがオススメしたいのが、2つの区切りが終わったら1つ前の区切りをやり直すことです。
忘却曲線っていうのがあるように学んだことをわりとすぐに忘れるのが辛いところです。ましてやニワトリ脳みそのわたしは忘却パレードを引き起こしていたのでこのやり方を採用しました。
進み続ける勉強よりも「効率よく学べる」ことに重点をおいているなら試す価値はありますよ。
おわりに
独学で受験することを決意したわたしが実際にやっていた勉強法でした。
仮にも、こんなで筆記には受かっていますので、参考になるかもしれないと思い記事にしました。いまも日本のどこかでひたすら勉強をしている人がいると思います。
最後に要点だけまとめたものを書いておきます。
オススメの勉強法
1.朝早く勉強する
2.仕事から帰ったら1日に勉強した内容を見返すだけ
3.スマホを使ってスキマ時間を有効に使う
4.問題集、参考書は周回することを意識する
5.2歩進んだら1歩下がって勉強する
結局のところ勉強する意思がある人はきちんと継続ができます。逆に集中力がない人は、なにが勉強の邪魔になっているのか自分に問うてみて、それを解決しないと始まらないと思います。
この勉強法は、公務員試験に限らず資格の勉強などにも有効ですので、この方法を参考に自分なりの勉強スタイルを見つけてくたら嬉しいと思っています。
以上