「どの参考書で勉強するのが効率的かな?」そんなことを思う方も多いのではないでしょうか?
僕も筆記試験の対策を始めようと思ったときに同じことで悩みました。
参考書って結構なお値段するので、あれもこれも購入してたら莫大な金額になってしまうものですよね。
僕が試験対策をすると決めたときは欲張って、あれもこれも買ったので結構な金額になってしまいました。
実際に勉強してみると膨大な範囲を勉強することになるので、あれもこれも買ってしまうと消化不良を起こしてしまいます。わりと当たり前な話ですが、中途半端な勉強にだと試験対策が不十分になってしまう可能性があります。
僕の意見としては、あれこれ手を出さないでコレ!と決めた参考書を繰り返しやるほうが身につきやすくオススメな勉強方法だと思っています。
今回は、僕が公務員試験対策に使って良かった参考書を科目別にまとめていきます。
試験勉強に定番の参考書はやはり有能ですので、絶対に公務員になりたい!という方は必ず使ったほうがいいです!
教養区分
僕が教養科目を勉強してたときは、以下のように優先度を決めて勉強していました。参考までにどうぞ。
【科目別重要度(優先度)】
教養区分の科目 | 優先度 |
---|---|
数的処理(推理、判断、資料解釈) | 最重要(最優先) |
文章理解(英語) | 重要(優先) |
文章理解(現代文) | 普通(時間次第) |
時事 | 重要(優先) |
経済 | 重要(優先) |
法律 | 重要(優先) |
政治 | 重要(優先) |
数学 | 普通(時間次第) |
物理 | 普通(時間次第) |
化学 | 普通(時間次第) |
生物 | 重要(優先) |
地理 | 重要(優先) |
日本史 | 普通(時間次第) |
世界史 | 普通(時間次第) |
思想 | 捨ててもいい |
芸術 | 捨ててもいい |
数的処理・判断推理・資料解釈
教養区分で絶対に捨てちゃいけない科目は、数的処理・判断推理です。出題傾向を調べればわかると思いますが、教養科目でこれらの出題数は非常に多いので、この科目を八割程度確保する勢いで勉強したほうがいいです。
まれに「数的処理・判断推理は捨てても、他の科目を落とさなければ大丈夫」と自信たっぷりの方がいらっしゃいますが、他の受験生を惑わすような発言だと僕は思っています。耳を傾けるだけ時間の無駄だと思ってください。
この科目の勉強に関しては、勉強すればするほど得点の取りやすい科目なので八割以上を意識することが大切です。
初学者の方だと解法がまるでわからなくて困惑することもありますが、そういった現象は当たり前のことですので安心してください。
実際に僕も数的処理・判断推理が苦手で「どうしたらいいのか」と、悩んだものです。悩んだ末に基礎の基礎から、みっちり勉強したおかげでいつの間にか得意科目になっていました。
僕の勉強方法では、基礎の参考書を最低でも3周してから、過去問に取り組むスタンスで進めていきました。
このときの問題の取り組み方のコツとしては、最初に解答を読んでから解き始めるのがオススメです。
勉強時間が多く確保できない人にとっては、問題を考える時間が無駄になりやすいので、機械的に解き方を覚えていく勉強方法が公務員試験では有効手段となります。
数的推理の基礎勉強におすすめ
数学の知識が中学生くらいのレベルを理解していれば、この参考書をオススメします。数的処理の解法はいくつかの方法があり、最短で解ける解法を学ぶ必要があります。
この参考書では十二分な程、丁寧な解説があるため初学者でも安心して勉強することができます。
数的推理の応用を効かせるために
基礎力がついた後は、この1冊を繰り返し勉強しました。
スルメと同じで何度も何度も噛めば美味しくなるじゃありませんけど、繰り返し勉強したことで無意識に応用力が身についたと思います。
判断推理はコレだけで十分
数的推理の基礎がわかってきた頃にコチラを並行して勉強しました。
入門書を必要としなかった理由としては、過去門を最初にやったときに解ける問題が多かったので1冊だけ購入することにしました。ラベルに「王道」なんて書かれているので間違いなさそうだなー、なんて思って買いましたが、結果としては「コレで十分」と感じることができました。
空間把握に自信がなければコレ
予備校で解説しているような語り口調で解説しているので身につきやすさがあります。解法パターンも1つだけでなくいくつかに分けて解説しているので1周するころにはある程度の実力がつくと思います。
資料解釈で主力になった参考書
畑中敦子の資料解釈の最前線! (公務員試験・専任講師シリーズ)
この1冊のおかげで解くスピードは格段にあがりました。問題のレベルも十分で、資料解釈自体の出題パターンは10もないと思います。そんな資料解釈の問題を全て網羅しているので十分であるといえます。
資料解釈の問題は満点取って当たり前な意識の人が多いので確実に点を取るなら、この1冊で勉強することをオススメします。
文章理解
多くの人がスー過去と呼ばれる方を選びますが、わたしは両方購入しました。比較するとコチラのほうが優れています。
スー過去の場合、資料解釈と文章理解がセットになっているのでお得な感じがします。しかし、解答がわりと雑に感じてしまったのでクイマスのほうが優秀だと思いました。クイマスの特徴としては、文章理解の1つのテーマに絞った問題集になっていて、解説が細かく書かれています。
文章理解は、毎日1問は解いていないと解き方を忘れるので1日1回の鍛錬をオススメします。
時事
なにもいう必要はないです。定番な参考書を使いました。
これに加えて、個人的にニュースサイトとか新聞とかは読む週間がついていたので、これといった勉強はしていませんでした。
政治・経済・法律(社会科学)
この科目は絶対に捨てないほうがいいです。内容も過去に起きた事実を頭に入れるだけという単純作業だけで点数があがるので必ず抑えておいたほうがいいでしょう。
また、この科目は個別に勉強するほど難易度は高くないのでスー過去を使いました。
ただ、法律だけは時事と絡めて少し意識しておいたほうがいいと思います。法律が改正されたときに判例が誤っていることになると必然的に問題の答えも変わってきますので、法律関係は日頃からニュースで意識しておくことをオススメします。
物理・生物・化学・地学・数学(自然科学)
この1冊で十分と言いたいところですが、もともと理系で得意な人は問題ないと思います。
地学と生物についてはスー過去だけで十分です。しかし、数学や物理などが苦手な人は無理してやる必要はありません。そもそも自然科学はそれぞれ1問出題される程度ですので、膨大な範囲を勉強するのは効率が悪いです。
自然科学の中でも地学と生物は、非常に簡単なのでこの2科目だけ勉強してあとは捨ててしまうのも1つの手段です。
日本史・世界史など(人文科学)
これもスー過去で十分でした。
人文科学の中でも必ず抑えておきたいのが、「日本史・世界史・地理」です。芸術や思想などはそもそも出題されないこともあるので無理にやる必要はありません。
また、日本史や世界史を勉強することで社会科学の政治や法律の勉強と繋がってきます。そして、地理も他の科目と繋がるので非常に学習効率が良いです。まず、日本史から勉強するといいと思いました。
専門区分
人によって出身大学が違うようにここでは出題範囲が異なるので一概に言えませんが、文系の人であれば法律関係が中心であるはずです。
わたしが受験したのは、技術系ですので勉強範囲がまったく違います。一応、建築学科卒業していますので選択したのは建築分野になります。
工学(建築分野)で勉強する範囲は次のとおりです。
・数学 ・建築材料、施工
・構造力学 ・環境工学・設備
・建築構造 ・建築史、法規
・建築計画 ・都市計画
数学
数学は大学受験でお世話になったチャート式を使いました。
もともと大学で数学の勉強をしていたので、あまり必要ありませんでしたが「あそこってどうやって解くのか忘れてしまった」という時に活躍していました。
構造力学
2級建築士の勉強のとき使っていたものを使いました。出題される難易度も2級建築士程度なので、複雑な問題はないはずです。
もし1級建築士レベルの問題がでたらと思うと末おそろいしいとは思いますけどね。
2級建築士の教材で勉強
あとは2級建築士のテキストを使いました。
2級建築士の資格を取るつもりで勉強すれば、専門区分はちょろいです。
専門記述
こちらは施工管理の経験を活かしていたのであまり勉強していませんでした。あえて勉強したというなら建築士の教科書を使っていた程度です。
論文対策
最終的に専門記述のほうの勉強ばかりしていたのであまり重視していませんでした。どんな傾向があるのか把握するために政策論文の問題集でなんとかしましたw
どれくらいの点数を貰えたのかわかりませんけど、個人的に論文は熱量を持って書けば問題ないと思います。
総仕上げに
技術職のほうが母数少ないからこういうのってあまりなかったりするんですよね。なので建築士の過去問使ってましたよ。
おわりに
実際に購入したのはこれよりも倍はあると思いますが、メインで使っていた参考書だけ掲載させていただきました。
あれもこれもって買っても全部は勉強できないと思うので、自分が「コレだ!」って参考書を繰り返し勉強すれば絶対に試験に通過できます。自分の信念を貫きとおしましょう!
さいごに、筆記試験に通過しても公務員になれるとは限りませんので、面接対策もしっかりしておくことをオススメします。僕は面接で落とされてしまったので残念な結果になっていますが、みなさんはしっかりと筆記対策も面接対策も頑張ってくださいね!
僕の公務員試験体験談を読みたい方は以下の記事からどうぞ!
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