2018年11月10日から劇場公開されたANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューションを観てきました!
昨年の同時期ごろにハイエボリューション1を観ていたので続編も早速チェックです。
前作では「総集編らしさ」の印象が強く懐かしさを感じながらも冒頭の展開に胸を踊らしていたのですが、今回は良い意味で期待を裏切ってくれましたよ…
全3部作の2作目として登場したANEMONE
主タイトル通りアネモネが主役となっている感じで、総集編ではなく完全なオリジナルストーリーが始まる展開なのでエウレカファンなら必見すぎるレベルです。ただ、作中には懐かしき場面もいくつか出てきているのでそこも見逃してはいけません!
というわけで、今回はANEMONEを観てきたのでレビューを書かせて貰おうと思います!ちなみに本記事のレビューはネタバレ要素が多いため、作品を観ていない人はなるべく見ないことをオススメします!
ハイエボ1のおさらい
前作のハイエボリューションでは「PLAY BACK」と「PLAY FORWARD」を繰り返す展開なので総集編のように感じていました。冒頭30分程度、エウレカとレントンが出会う10年前の出来事「サマー・オブ・ラブ」が見れるのですが、その後の展開はチャールズ夫妻との出会いと別れがメインとなっていました。
作中に頻繁に出てきた「PLAY BACK」と「PLAY FORWARD」の意味が今回の2作目を見てようやく理解することができました。
また、作品のエンディング後にサッカー場のようなところでアネモネがアイドルのような姿で登場するシーンがあったのを覚えているでしょうか?
(執筆当時)U-NEXTさんでちょうど配信されていたので2作品目を観る前におさらいをしておきました。
先にネタバレしてしまうと、ハイエボ1のエンディング後のカットは一切合切出てこなかったので2作目の視聴後には疑問が湧いてしまいました。ですが、もしかすると3作目のネタになるのかもと思っています。アネモネが歌うのを期待していた人には残念ですが、そんな場面はないので諦めよう!w
ANEMONE(ハイエボ2)の感想(ネタバレあり)
ANEMONEのあらすじ
少女アネモネを描く新ストーリー、開幕 時代とともに進化する『エウレカセブン』シリーズ。 2017年秋より開幕した『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の第2作が2018年11月に公開となる。 少女アネモネを描く本作により、前作『ハイエボリューションI』の真の意味もまた明らかとなる。 『ハイエボリューションII』で描かれるのは父をなくしたアネモネの魂の軌跡。世界を救うために、戦場へと投入されるアネモネが戦う相手は、 26億人を死に至らしめた絶望の存在“7番目のエウレカ=エウレカセブン”。そして、アネモネとエウレカが出会う時、 『ハイエボリューション』が描こうとした真の世界が明かされることになる。 新たなストーリーの扉が開き、ここから全てがはじまる――。
アネモネが主役となっているようで、TVアニメ版のときに一番好みのキャラだったので個人的には嬉しいところ。そして、総集編扱いだったハイエボ1の意味がわかる内容のようです。
と、視聴前はその程度の見解で観に行ったのですが期待はそこまでしていませんでした。前回のハイエボ1の冒頭は物凄く楽しめましたが、その後の展開にダレていく感じがなんとも歯がゆいもので「上手くまとまっている総集編だったな~」ぐらいに思っていた程度です。
とりあえず幼少期のアネモネ可愛い
2作目から3DCGを用いているようで映像的にも新しいエウレカと感じました。いままで2Dのキャラだったメインキャラクターがいきなり3DCGになっていて「ん?」と感じつつも、新ストーリーに合わせて変えたのかな?という感じです。
作中には幼い姿のアネモネとエウレカが登場するシーンが度々出てきていました。幼い姿のエウレカは「ポケ虹」でも登場していましたが、今回の描写のほうが好みです。とりあえずアネモネは可愛いすぎるの一言でした。
TVアニメ版のアネモネじゃない!
私の中のアネモネのイメージはTVアニメ版そのものなのですが、全くの別人格として登場していました。普通というか普通さを感じさせるような性格で名前も「アネモネ」ではなく「石井・風花・アネモネ」として登場します。
ちょっとキツめの性格でどこかぶっ壊れているアネモネを想像しながら視聴すると、ギャップに違和感を覚えながら「これもいいんじゃ~^」みたいな気持ちで観れると思います。
今回の作品は理解が難しい
ハイエボ2は理解が難しいところが多いといいうのが感想です。TVアニメ版と繋がっているようで、それとはまた別物という感じですし、真っ更な気持ちで見ないと理解に困りそうです。どうしてもアニメ版のストーリーを連想してしまうので「?」となってしまうことが多かったです。
前述してありますが、アネモネの性格そのものが全く異なることも大きいですし、登場する人物の役割にも変化がありすぎます。今作から登場したアネモネの父である「石井ケン」の存在によってドミニク大好きなアネモネがファザコンに変化していたり、エウレカが悪役として立ち回っていたりと180度転換しすぎててやりたい放題な感じにも見えました。
しかしながら、細かく見ればハイエボ1の意味も理解することができ、1からすでに新しいエウレカセブンが始まっていたのだと気付かされました。その新しい展開に早くもハイエボ3を観たいと心から思ってしまっているので、術中にハマってしまったなと・・・
リフボードに乗らない機体たちw
エウレカセブンといったらリフボードでサーフしながら空を駆けているイメージしかなかったのですが、新登場してきた機体たちがリフボードすら持っていなかったです。
「これもうエウレカじゃなくていいじゃん」と思ってしまったのは私だけでしょうか・・・
ストーリーそのものはエウレカらしさに寄せつつも新しすぎる内容に挑戦しまくっている印象を受けました。
ハイエボ1とハイエボ2の理解
ハイエボ1はほとんどが回想となっているのですが、これはエウレカの力で理想の世界へと向かおうと苦慮しているというのがハイエボ1の意味ではないでしょうか。
ハイエボ2では風花・アネモネが生きている世界が現実で、エウレカはレントンが生きている世界を求めていくつものパラレルワールドを作っている⇛その過程で現実世界にエウレカセブンが発生して、人類が抗っているような世界が舞台という感じでしょうか。
アネモネとエウレカはお互いに大切な人を奪われ、憎しみ合い戦っている姿もアニメ版の戦闘シーンに合わせている部分も「ここで繋げてくるのか!」と興奮。TVアニメ版の世界もパラレルワールドとして繋げているところもあり、今後の展開が気になってしまうところです。
おまけ
今回、私が観に行ったのが公開2週目で来場者特典もちゃんと貰いました!
2週目の特典は「コースター」です。円盤ディスクのようなデザインになっているようです。頂いたデザインもいいのですが、もう一方のデザインのほうが欲しかった・・・アネモネとエウレカが扉から出てくるデザインになっているっぽいです。
ちなみに3週目と4週目にも来場者特典があるようです。
3週目=オリジナル缶バッジ
4週目=ミニ色紙
さいごに
ハイエボ2を観ることでハイエボ1の意味が理解できますが、正直なところハイエボ1を観る必要性はあまりなかったんじゃないかと思っています。ハイエボ2でようやく話が始まったと感じることができ、ハイエボ1は興味がある人は見たほうがいいってレベルじゃないでしょうかね。
さいごにANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューションを見た感想をまとめると
- アニメ版とは別として見たほうがいい
- 新アネモネの性格がぶっちぎりで可愛い
- 新機体の登場は必見
- ハイエボ1の意味がやっとわかる
というような感じです。ハイエボ3が待ち遠しいですね!!