まいど、Ka`s(かーず)(@kazumatttk)です。
一日中、「ヶ」という文字の正しい使い方について悩んでいました。素朴な疑問なだけに奥が深い。
「○ヶ月」とか「袖ヶ浦」に使われてる「ヶ」は、小さい方を使うのが正しいのか?大きい「ケ」を使うときは、どんな時なんだろうってことを仕事中に考えていました。(まったく仕事に集中していない)
そもそも正しい使い方なんて存在するのか?それともただ単に字面の雰囲気で使うべきなのか気になったのでいろいろ調べてみました。
大きく分けて2つの意味がある
そこまで深い意味はないでしょ?と思っていたのですが、調べみたらしっかりした使い方がある内容だなって感じました。モヤモヤがスッキリする内容ではなかったですが、1つ勉強になったと思います。
数字を助ける意味
「ヶ」を使う言葉を思い浮かべたときにまず思いついたのが、期間とか場所が複数ある場合。例えば「○ヶ月」とか「○ヶ所」のときです。
「○ヶ月」って書きたい時にスマホやパソコンの変換機能使うとあることがわかります。
変換すると候補として表示されるのが、「箇所」や「箇月」です。これらが候補として表示されるということは、「箇」と「ヶ」は同じ意味合いを持っていることになります。
仮に「ヶ」も「箇」もなかったとしたら、数字のあとすぐに「月」や「所」も文字を書くことになるので別の意味になってしまいます。
例:「ヶ」を消すと意味が変わる
「1ヶ月」⇒「1月」
「3箇所」⇒「3所」
期間や複数の場所を明確に示すには、「ヶ」を使って表現することが大切であるとわかりました。
このような役割を果たす言葉は、「助数詞」と呼ばれています。
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名詞を繋げる意味
次に人名や地名によく使われてる「ヶ」です。
例:人名や地名で「ヶ」を使っている名詞
「袖ヶ浦」・「関ヶ原」
「谷ヶ崎」・「針ヶ谷」
読み方で困惑することが多いと感じています。イメージして頂くとわかりますが、「が」と読む場合や「か」と読む場合などあります。稀に「こ」と読むこともあることには驚きました。
私は、初対面の方で氏名に「ヶ」が入っている方を呼ぶときは気をつけていることがあります。
「読み方を間違えたら失礼になりそうで嫌だな」と思ってしまい、「~さんですか?」と疑問系にしてしまいます。相手の方に「また間違えられた・・・」って思われたくないのですが、こればかりはどうしようもないかと思います。
どんな意味があるのか?
名詞にある「ヶ」は連体助詞の意味合いを持っているようです。連体助詞には古文的な要素があるのですごく詳しくはわかりませんが、「語」と「語」を繋げる役割があることがわかりました。
「語」と「語」を繋げる役割りは、私たちの実生活においても普段からよく使われています。
例:連体助詞
わたし「が」神様だ
あなた「が」神様だ
上記の例のように言葉を繋げている「が」が連体助詞になります。
大小に特に意味はない
最後に大きい「ケ」と小さい「ヶ」の使い分けについてです。
大小の使い分けは、基本的に意味がないということがわかりました。
仮説1
一説によれば、「け」と読まれないようにカタカナで「ケ」って書くようになったと言われています。また、「ケ」でも「け」って読むことが多いことから、あえて小さい「ヶ」と表現する傾向が強いみたいです。
大小によって読み方が異なるというこはないようです。
おわりに
パソコンで地名を入力している最中に「ヶ」はなにを押せばでるのだ?と思ったのがことの始まりでした。「か」と打ってもでるし「け」でも打てるしで疑問が湧いたわけです。
調べれば調べるほど奥が深い話しで古典と中国語の学習をしなければ、先に進めないと感じたので諦めました(笑)「个」という文字をケと表現するようですが、こちらはパソコンの変換ででてこなかったので現代では忘れ去れた文字の1つであるのだろうと思いました。しかし、よくよく調べてみると中国語であることを知り、この一歩先の知識を得るには中国語を勉強しないといけないと気がついたわけです。
もっと詳しく知りたい方は、中国語を調べてみるといいかもしれませんね。答えがでるとは限りませんが、暇さえあれば調べてみたいものです。