大崩壊後の世界が舞台の『アークザラッドR』
PSの名作ゲー「アークザラッド」の続編ということで、リリース直後からプレイしてみました。
所感としては思っていたよりも、しっかりとした王道RPG感でアークザラッドらしい内容で懐かしさを感じ、ソシャゲ要素もありつつアークザラッドの世界観は壊さないようにしている感じでした。
今回は、『アークザラッドR』のプレイレビューとなります。主にゲーム性について触れているので、プレイ前の参考にしていただけたら幸いです。
アークザラッドR概要
アークザラッド2の10年後の世界が舞台
アークザラッドRは、アークザラッド2の10年後の世界を舞台としています。大崩壊した世界が復興しつつある中、「アルディア」という軍事帝国によって新たな展開が訪れてしまうことに…。
バトルシステムはタクティクスRPG
バトルシステム自体も「アークザラッド」と同じ。最大5人のキャラクターを操作し、それぞれの役割を活かしながら攻略していきます。
過去の英雄たちも登場
アークザラッドの続編ということで過去のキャラクターたちも登場。主人公やヒロインなどは新たなキャラが登場しています。
育成要素はかなりやり込みが必要
レベルを上げること自体はとても簡単な仕様となっています。やり込み要素として、キャラの能力解放や装備の充実があるのでやり込みプレイするのであればこのあたりがメインになるかと思います。
アークザラッドRのプレイレビュー
ここからは実際にプレイしてみた感想についてまとめています。ストーリーはネタバレになってしまうため、ゲーム性を中心に触れています。(掲載している内容は配信当初のものになります)
リセマラで高レアを狙わなくてOK
リセマラは何度もやる必要性は少ない感じです。
どのキャラクターも進化させることで最大レアリティの星5までアップさせることが可能。進化させるための素材は曜日ダンジョンで入手でき、目当てのキャラさえ入手してしまえば後は進化させればOKというわけです。
ただガチャで星5が出れば、進化させる必要がなくなるため、育成コストが下がるメリットはあります。目当てのキャラの排出率自体は低いので、リセマラで星5を入手するよりも育成してしまったほうが早いかもしれません。
攻略難易度がちょうど良い
攻撃に特化したPT編成で進めるようなゲーム難易度ではないため、バランスの良い編成を必要とします。
キャラにはロールがあり、アタッカー、ヒーラー、バフ、デバフといった特性を活かして攻略していきます。アタッカーのみで編成してしまうと敵の攻撃に耐えきれない状態になるため、ヒーラーが必要になったり、防御アップのバフ役が欲しくなったりと、ステージによって上手く編成させないとクリアが難しいこともあります。
また、攻撃も正面や側面、背面からの位置によって威力が変わるため、敵の攻撃範囲に注意しつつ上手く動かして配置にも気を遣うことも。バトルシステムとしてはアークザラッド感を強く感じることができ楽しむことができます。
初期キャラのミズハが優秀すぎる
最初に入手できるミズハというヒロイン的なキャラは回復役として優秀です。
星3でスキルに「ヒール」があることに加えて、行動終了時に広範囲の回復が可能な高性能なヒーラー。星4であれば広範囲の攻撃スキルが利用できるようにもなります。
プレイ開始から必ずPTに編成してるほど優秀なのでオススメキャラ。育成して損は感じないほどです。
オート機能はイマイチ
育成要素としてレベル・能力解放・装備があります。これらの要素では素材が必要になり、曜日ダンジョンを周回することとなりますが、能力解放や装備に関してはかなりの周回数が必要になります。
一度クリアしたマップではオート機能が解放され周回速度も手動で行うよりも早くなりますが、オート機能自体の使い勝手がイマイチよくありませんでした。
スキルの自動発動はなく、手動でギリギリクリアできるラインだとオート機能は一か八かの勝負のような感じになってしまいます。また、オートを使うには毎回オートボタンをタップしなければならないため、周回中は少し面倒に感じるかもしれません。
スマホゲームとしてはもう少し簡素化していただけたら嬉しいところでした。
プレイヤーレベルは上がりにくいがスタミナ回復はしやすい
ソシャゲらしくスタミナを消費して攻略するゲームではありますが、最初からプレイヤーレベルがバンバン上がってスタミナが使いきれないという状況にはなりません。
レベル上昇のためにプレイヤー経験値の必要数も多く、ストーリーをバンバン進めることで上がっていくようになっています。プレイヤーレベルの上昇を使ったスタミナ回復は難しいですが、精霊石(課金石)の消費量は20なのでかなりお手頃感はあります。
スタミナ回復に使う石の量は一律で、回復させる度に消費量が上がっていくことはありません。進めたいときはバンバン使用してもいいかと思います。
3分でスタミナ1回復となっているため、1時間あたり20回復します。集中的に遊ぶ際は必然的に精霊石を割ることになるでしょう。
能力解放はやり込み要素
レベル上げに比べて能力解放はかなりやり込む必要があります。
レベル30前後まではすぐに上がり、50まで上げるにしてもそこまで大変ではありません。能力解放は、主に覚醒石を使用することになるかと思いますが、これがかなりの数を必要とします。
やり込み要素としては充分すぎるほどなので、能力解放は長い目でみるべきです。
曜日ダンジョンはその日にガッツリやらなければならない
各曜日ダンジョンは解放されていないときにプレイするときは、専用アイテムを消費しなければなりません。
しかも、専用アイテムを消費しても時間単位で解放されるわけでなく、1回きりの解放となっています。専用アイテムはショップから精霊石と引き換えに購入できるけど、プレイ回数が限られてくるので使いどころには注意しておきたいところです。
解放にかかるコスト面を考えれば、曜日ダンジョンは解放されてる日に集中してプレイする必要があるところです。
さいごに
さいごにアークザラッドRの良かった要素と微妙だった点をあげておきます。
【良かった点】
- キャラは育成で最高レアにできる
- 育成的やり込み要素あり
- 懐かしみのバトルシステム
- ゲーム難易度が程よい
- 王道のストーリー展開
【微妙だった点】
- オート機能の使い勝手が悪い
- 曜日ダンジョンの仕様が微妙
- 技芸相性の仕組がわかりにくい
アークザラッドの続編として、ストーリーも王道RPGらしい内容の「アークザラッドR」
バトルシステムもスマホに最適化された操作性で、やり込み要素もかなりコアな部類になるかと思います。実際にプレイしてみて、かなりアークザラッドらしさを感じることができることには好意を持ってプレイできました。
また、全てのキャラが育成によって最高レアリティまで育てることができる点はガチャに依存しすぎることがなく良い点かと。ただ、各キャラに技芸という属性的な部分があり、敵との相性によってダメージが増減するらしくこのあたりがわかりにくい印象を受けてしまいました。
とりあえず、リリース直後から2週間ほどプレイして第三章まで遊んだ中では、バトルシステム、ストーリーなどアークザラッドらしさが全開で楽しめました。