両親はパソコンの操作があまり得意ではない。そして、年末の時期になると必ず年賀状を作成してくれと、お願いされるわけだ。
実家にもノートパソコンとプリンターはあるので、今回は印刷までは引き受けずに年賀状の住所録のデータとデザインのデータだけを渡したのだが、これが失敗だった。
試し印刷もせずに印刷してしまったらしく、宛名面の書式が「明朝体」であることを僕のせいにされてしまった。
つまり、印刷が終わった年賀状の宛名面には「年賀状らしくない」字体になってしまい、これがダメなのだ。いつもであれば「楷書体」と呼ばれるシンプルながらも利用頻度の高い書体を選ぶのだが、今回に限っては僕が印刷したわけではないので、そこまでの注意をしていなかったのだ。
無駄にしてしまった年賀状をどうするか迷った挙句、怒りの矛先が僕に向いたのだ。そして、僕としては「筆まめ」とかいうクソソフトが最初から「楷書体」で印刷してくれればいいのにと怒っている。
筆まめとかいう年賀状ソフト
毎年、年末になると次年度の年賀状デザインを掲載したデータが付録しているベストセラーの本であることは間違いない。次年度の干支を軸にデザインされていることでパソコンさえあれば、誰でも簡単に「自宅で印刷できる」という代物
筆まめはコンビニでも購入できるので、多くの人が利用しているに違いない
だが、僕としてはこの筆まめが使いづらくてイラっとする。
冊子版の価格は500円くらいでお手頃
筆まめを年賀状目的で利用する分には冊子版で十分である。わざわざ冊子版のアップグレード版であるソフトウェアは必要ない。
ソフトウェア版の場合、オリジナルのデザイン編集がかんたんにできるわけだが、いまどき年賀状に気合入れる年配の人はいなだろう。シンプルに干支と新年の挨拶が記載されていれば十分である。
年配の人が編集するには厳しいように感じる
じっくりゆっくりと時間をかけて編集する分には良いソフトウェアとも言えるのだが、パッパッパと素早く年賀状を作成するには厳しいように感じてしまう。とくに年配の人が操作するにはさらに厳しいとすら感じてしまう。もっと文字を大きく、シンプルにするべきだ。ごちゃごちゃといろんな機能があって便利に感じるのだが、パソコンに不慣れな年配に考慮したバージョンを作るべきなのではなかろうか。
住所登録するのも中々面倒な感じになっているため、素早く住所を登録する場合はExcelでCSV形式のデータを作成して処理してしまったほうが早い。
ちなみに筆まめの住所録をCSVで作成する場合はこちら参考に操作をするだけです。
住所録をExcelで編集して「筆まめ」のデータ形式に変更
父親の年賀状と自分の年賀状を作成するだけで送る枚数は200枚近くになる。自分は30枚くらいなので1時間もあればデータの作成から印刷までが終わるのだが、父親の場合は枚数が多く、特定の地域だけに送るわけではないため、住所の編集すら時間がかかるのだ。
毎年、やりたくもない作業をプライベートでやるのはとても面倒だ。
筆まめの住所登録で送り先を編集すれば果てしなく時間が掛かってしまい貴重な休日が奪われてしまう。そのため、Excelなどの編集ソフトで住所を編集したほうが明らかに早いのだ。
やる順序としては
①筆まめで住所禄のデータをCSVで排出する
②Excelで各フィールドにデータを入力する
③筆まめにデータを入れ込む
これだけだ。筆まめで編集するよりもクソ早いのでオススメする。また、一度作成してしまえば来年以降も送り先が変わらなければ、利用することができるわけです。
依頼されるのが面倒すぎるが親孝行の一環だと思うしかない
僕の年賀状の送り先は去年から新しい人たちに変わっているけど、今年に関しては同じものを利用すれば良い。
しかし、父親の場合は面倒なことに「送らない人」「新しく送る人」が同じくらいの割合で入れ替わる。これが毎回あるので編集しなければならないのだ。
世の中には毎年送り先が変わらずの人がいるにも関わらず、うちの場合は残念なことに毎年変わってしまう。父は建設関連の仕事をしているため、お客がコロコロと変わることが多い。これは建設業界の常識でもあるため仕方がない。とにかく面倒だ。
フォントが違うと怒られた
今回の話の軸となった「フォントが違う」という件。これに関しては「自分でなんとかしろ」と叫びたいところだが、パソコンに不慣れという理由で目を瞑っている。
そもそも、筆まめとかいうソフトが印刷するときに「フォントはこれでいいですか?」というダイアログくらい出してほしいくらいだ。
データを送っただけで印刷するときの注意点を説明しなかった自分にも非があるわけだが、最初から「フォントはこれでいいですか?」くらい出してもいいんじゃないだろうか。
明朝体は年賀状らしくない
写真で説明したいが手元に印刷した年賀状はないので説明できないが画像で説明するとこんな感じだ
▼明朝体の年賀状
▼楷書体
どちらが年賀状らしいだろうか。僕は楷書体のほうが一般的だと思っている。
データを送る際にフォントの変更をし忘れていたのが今回の件の原因なのだが、デフォルトで明朝体のままにしてるのはすごく腹立つし、フォントの確認ぐらいしてほしい・・・
今回は住所録をパパッと編集してそのまま筆まめのデータ形式に変更しただけだったのでフォントの変更まで気が回らなかった。だが、フォントの確認さえあれば、こんな些細なことで怒られることはなかっただろう。そして、このなんとも言えないむしゃくしゃした気持ちをこうしてブログに書いてみたが、やはりスッキリしない。
さいごに
年賀所を試し印刷は絶対にしてほしいと思うし、印刷してから上書きはすることができないので作る時は慎重にやってほしい。
そして、今回の一件によって今後は編集しないことにしました。もう面倒なので全部、代行サービスでやってくれと父親に言ってしまった。親孝行の一環だと思って、偽善の気持ちで引き受けたが大きな損害が出てしまえば親子と言えど信頼関係は失われる。
そして、筆まめとかいうソフトがもっとシンプルバージョンを作成してほしいと思う今日このごろである。
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