ゲーム、それは私の人生の中でも切っては切り離せない、いわばインタラクションな関係で片方を失えばもう一方が意味をなさなくなる、そんな存在だ。
つまり、ノーゲームノーライフで、ゲームがあるからこそ、生活が成り立ち、嫌なことにでも立ち向かう気力だって沸くモノだ。
ところがだ。
世間一般的に…具体的には「彼氏or旦那に辞めてほしい趣味ランキング」とかいう、女性目線の順位付けなどでは「ゲーム」という存在は不要かつ男性に不適切な趣味であるという内容をたびたび目にする。
逆に趣味にして欲しいことには、ゲームなどのインドアチックなものとは正反対にアウトドア志向であることが多い。
このことについて、あえて言いたいことがある。
なぜゲームが絶対悪のような趣味として見られてしまうのか納得がいなかない。
むしろ、ゲームはアウトドアな趣味よりもコスパが良く、持続性の高い存在で、度が過ぎなければ経済的にもメリットがあるし、家庭的な趣味になりうる人類最高峰の遊びではないか?
こんなことを抜かしているが、単純にお父さんになったとしてもゲームを趣味として言い返せる準備をしておきたいだけである。しかし、実際のところコスパ面では他のアウトドアーな趣味と比較すれば安価な趣味の1つではないかと思っている。
もし、これを見た女性陣は「はい、オタクの戯言おつかれー」で終わるかもしれない。
とにもかくにも、ゲームが世間的に排他的な存在として扱われることが納得できないので、それについての話をする。
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ゲームは最高にコスパが良い趣味だぞ
ひと昔前は、ゲームをプレイするのに必要になるのはゲーム機本体とゲームソフトだけであった。
この条件は今のゲーム環境において、必要最低限なレベルで、ただ一人で遊ぶのには問題ない。しかし、ネット環境が整ってる現状ではネットへの接続が可能であることに加えて、それに応じた周辺機器を揃える必要性があるゲームが多い。
ひと昔前に比べれば、ゲームで遊ぶのにも多少のお金がかかるようになったのだが、それでも他の趣味に比べると安いものではないだろうか?
コスパの悪い趣味とゲームのコスパの良さ
例え話でゴルフという趣味を持ち出してみよう。
ゴルフについては少なからず付き合い程度にやったことがあるレベルだが、これがもし趣味でハマっているとしたら凄いお金がかかることは容易に想像ができる。
まず、ゴルフをするために必要な道具(ゴルフクラブ)を用意したとする。これはゲーム機同等の値段で用意すると、大抵の場合2-5万程度で良くも悪くもない代物が手に入るだろう。
さらに、ゴルフ場でのたしなみのために、小道具や衣類などを購入したとする。ゲームでいうところの周辺機器にあたりそうだが、この時点で周辺機器の金額よりも衣類などのほうが大きく上回ってしまうのではないだろうか?
周辺機器は安く済ませれば1万以内に収まることが多いが、ゴルフの小道具や衣類はそう簡単に安上がりとはいくことがないはずだ。
ひとたび、ゴルフ場でラウンドすれば入場料金がかかる。なにもプレー料金はゴルフ場だけではない、自らの腕前を磨くために打ちっ放しにいくのだが、これがなかなか上達しないものだから頻繁に行くことになる。
ゲームでは本体と周辺機器を揃えた段階でプレイ環境は整っているので、残すはソフトだけになる。1つのソフトの値段は新品で購入しても1万以下で収まることが多い。
そして、1つのゲームにハマればそれだけで数百時間は遊んでいられる。打ちっ放しに5回行ったと仮定すれば、ゲームソフトは1本買えるのだ。
ちなみに一度の打ちっ放しで練習する時間は概ね1時間程度である。そのときのプレー料金は1,500円前後ではないだろうか。5回のプレー料金(7,500円)でゲームソフト1本買って遊んだと考えたらどうだろうか?7,500円でゴルフの練習は5時間、ゲームでは数百時間遊べてしまい、コスパ面では最強なのだ。
ゴルフは大人の遊びというイメージで、これを生きがいにしている人もいる。しかしながら、コスパ面はあまりよくない趣味の1つであると言える。
良い物が欲しいと新作のゲームソフトが欲しいは別次元の安い欲求
先に挙げたゴルフという趣味では、良い物が欲しいというと「ゴルフクラブ」あたりになるだろうか。
ゴルフクラブもピンからキリまであり、10万以上する物から数千円で買えるものまである。
仮に他の趣味でも良い物が欲しくなるだろう。例えば、写真を撮るのが好きであればカメラだったり、釣りが好きなら釣竿など趣味に必要な道具が欲しくなるはずだ。
ゲームにおいては、新しいゲーム機もあるのだが、それはかなりのスパンで発売されるもののため、ここではゲームソフトでの話をする。
ゲームソフトでも状態は2種類ある。単純に中古と新作の違いだ。中古の場合は、古ければ古くなるほど高い傾向にもなりえるが、安いものは多い。そして、新作はほぼ定価での販売が当たり前となる。
仮に毎週のように新作を楽しみたいというプレイスタイルがあるとしよう。
1本あたり7,000円と仮定して月4本購入する。すると、1ヶ月あたりに使用する金額は2万8千円だ。
これを高いか、安いかは本人の家庭事情にもよるかもしれないが、これはあくまでも購入後に売却することを考えていない場合の金額である。ありがたいことに、ゲームソフトは簡単に売却することが可能であり、他の趣味での道具とは少々ワケが違う。
どういうことかというと、新作を7,000円で購入し、1週間程度でクリアしたとする。クリアした時点で売却すれば、発売から1週間程度しか経っていないので、高確率で半額以上の買取をしてもらえるはずだ。
新作を購入し、プレイし終わったら売却するスタイルを1ヶ月すると、1万ちょっとでいい具合に遊べるのだ。
アウトドアが趣味ならば交通費などもろもろだけで1ヶ月あたり1万は軽くすっ飛ぶ。それに加えて、新しく良い道具が欲しいという欲求が沸き起これば、もはやゲームという趣味のコスパの良さには敵わない。
つまり、ゲームソフトが欲しいという欲求は非常に小さな欲求であり、新作ゲームを1本買う程度でとやかく言わない方がいいレベルなのだ。
コスパ面の良い趣味だし、悪くないでしょう?
ここまででゲームがどれだけコスパが良いか、なんとなくでも理解してもらえたら嬉しい。
しかしながら、コスパ面でのメリットだけでは世間的にあまり良くない趣味の1つという見方になるのではないかと心配している。
たしかに、テレビの前に座ってぶつぶつと遠くの誰かと喋っている姿を見たら、見栄えは良くない趣味なのだ。むしろ、不気味がられる可能性がある。
だがしかしだ。
女性陣に問いたい、
仮に旦那の趣味がゲームで、テレビの前でぶつぶつと喋っていたら許せるだろうか?(最低限の家事は手伝ってる前提)
もし許せないというのであれば、コスパ面を思い出して欲しい。一ヶ月放置していてもソフトの売り買いだけ管理してあげれば、どれだけ安く扱える存在か理解して欲しい。おそらく、新作の欲しいゲームを与えておけば、毎週言うことは聞くし、家庭のお財布事情も他の趣味に比べれば安定するんじゃなかろうか?
どうだろう?少しは良いかもしれないと思わないだろうか。
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ゲームのやりすぎは病気という注意点
これだけゲームが有益な趣味として話してはいるけれども、やりすぎにだけは注意したい。
腹八分目という言葉があるように、全人生をかけてやるべきではないのだ。あくまでも趣味で遊ぶのが、良いのであって自分の時間を全て費やすほどゲームはやってはいけない。
ゲームのやりすぎは病気と認定された
2018年6月18日にWHO(世界保健機関)より公表されたICD-11*(1)という内容にゲームによる障害の記述が追加されたらしい。※1:リンク先は厚生労働省のICD-11、報道発表資料
簡単に内容を要約すれば、ゲームのやりすぎで日常生活がおかしくなってしまうほど遊んでしまう場合は、それはもう病気と呼べてしまうという内容だ。
だがしかし、これは当たり前の話だ。
日常生活で自分の役目をこなせない者が、ゲームだけを中心に生活しているという話を聞いただけでも「こいつ病気っぽいな」と感じるはずだ。
そうなってしまったら、もはや趣味とは呼べないので気をつけて欲しい。あくまでも実生活もあって楽しめる範囲が趣味なので勘違いしないでくれ。
やりすぎの線引きは難しいが、個人的には日常生活をまともに送れているかが判断ポイントだと思ってる。
つまり、やるべきことをしっかりとこなしているかだ。学生なら勉強や部活、あるいはバイトなどをサボらずにできているか?社会人なら仕事に支障がないか?そんなところだろうか。
ゲームが病気と認定されてしまったことで世間から見れば、さらに都合の悪い趣味として見られかねない…だからこそ、節度をもっとまともに遊んでいる人たちを一緒にしないで欲しいのだ。
肩身の狭い趣味でも胸を張って趣味というべき
昨今の公表によって、一部の状況では病気扱いされてしまうのがゲームとなってしまった。しかし、それは一握りだけであり、普通に遊んでいる私たちまでもがコソコソとするようなことではない。
私の場合、会社でも「趣味はなんですか?」と聞かれれば、胸を張って「ゲームで遊ぶことが趣味なんです!」と言える。
なにも恥ずかしいことではない。むしろ、キャバクラに通うのが趣味とか、パチンコ・スロットが趣味とか言うほうが最低かもしれない。
たしかに、スポーツ観戦が趣味だったり、音楽やってます!なんて、趣味を言われたらゲームのほうが聞こえが悪い。
聞こえが悪いからといって趣味を変えてしまったら、それは趣味ではない!自分が楽しんでいるからこその趣味で、他人を意識してはならないと思っている。
だからこそ、私は胸を張って「ゲームが趣味です!」と言えるのだ。これは他の聞こえの悪い趣味でも同じことなのだ。
さいごに
女性目線による辞めて欲しい趣味として、堂々のランキング上位に君臨するゲームではあるが、他人にとやかく言われて辞めるようなことは趣味ではない。
ゲームは他の趣味よりもコスパが良かったりするので、燃費的な意味でも悪くない趣味の1つであることを理解して欲しい。
そして、世間的に完全に受け入れて欲しいとまでは思わないが、趣味は人それぞれで辞めて欲しい趣味ランキングなんてなに1つ重要ではないことも理解してもらいたい。それを真に受けてしまう層は思考停止状態もいいところなので、改めて考えを巡るべきでもあるのだ。
そして、お父さんの趣味がゲームだったらゲームソフトを与えておけば、次のソフトをねだる時に最高に扱いやすい生き物でもあるので、家庭内でもチョロい存在として見てもいいのではないだろうか。