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施工管理(現場監督)から転職したいと本気で思った最初のきっかけ。人間らしい生活を求めて…

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僕のブログで現場監督時代の頃の実体験を書いた内容がいくつかあります。その中からいくつかの報道メディア様から取材の問い合わせを頂き、大変光栄なことだと思っています。

しかし、いずれの報道メディアからの取材をお断りしていました。理由は以下記事にて説明しています。

関連取材の申し込みをお断りした3つの理由

どのメディア様も取材したい内容の中に「転職したい」と思った理由について伺いたいとのことでした。たしかに、自分のブログを見返してみると転職したかった理由が散りばめられているため、「なぜ?」という部分。そして、「どのように?」という内容が明確ではありませんでした。

ここでは僕が一番最初に転職したいと感じた出来事についてお話しています。まれな出来事であることには違いありませんが、世の中にこういうパターンもあるのであるということを知っていただきたいと思います。

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施工管理を始めて1ヶ月で「転職したい」と思った

僕は大学の紹介する「優良企業」という名目に騙されて、関東区域の田舎にあるそこそこ有名な建設会社に入社しました。その企業ではラジオでの宣伝はもちろんのこと、TVCMでも見かけるような企業で中小企業とはいえど、建設業界では名がある企業でもありました。

入社する前までは、「たいして就職活動もしてないけど、安定してそうな企業で給料も良い条件だからラッキー」と真剣に自分の将来ことを考えていなかったのかもしれません。

入社当時の仕事内容については以下記事で紹介しています。

関連若手施工管理(現場監督)のツラい1日の仕事について

入社前と入社後のギャップ

恐らく、どの職業でもそうなのですが、学生から社会人へとのステップアップには自分のイメージしていた将来像とのギャップに苦しむことではないでしょうか。仕事内容については、大まかなイメージがあり、そちらに関してのギャップは大きくありませんでした。

ただ、給料面・労働時間・仕事の危険さについては大きなギャップがあり、入社してからたった1ヶ月で「辞めたい」と思っていました。同時に会社への憎しみを持つことにもなりました。いや…会社ではなく、建設業という業界に怒りを持っていたのかもしれません。

給料の話がまったく違ったことが原因

入社前に提示されていた給料と初任給が違った

1ヶ月で辞めたいと思ったのが「給料」の部分が大きかったです。

入社前に提示されていた給料の項目には手取りで言えば「21万円」ほどでした。しかし、現実は甘くありません。どこが優良企業だったのかと思わざる得ない出来事が起きたのです。

実際に初任給をもらったときの手取り額は「9万円」という、当初の想定した金額の半値以下の数値でした。もちろん、納得がいかずに総務に掛け合いましたが、彼らは「1ヶ月は研修だけだから。毎年、同じ思いをしているから」となんの根拠もないことを理由に無理やり了承させられたのです。

他の企業は研修でもしっかりと支払っている

社会人になって間もない新入社員は世間の実態に疎い部分があります。他の企業でも同じようなところもあるかと思いますが、全体的に見れば少ないのではないでしょうか。

大学時代の友人で大手ゼネコンや中堅ゼネコン・アトリエ・設計会社に就職した人たちに初任給の件を聞いたのですが、いずれも最初に提示されていた金額に加えて、残業をした人にはしっかりと支払われていた、という事実を知ったのは随分あとのことでした。

9万円じゃひとり暮らしもキツい

初任給で親にマッサージ機でも購入しようと計画していましたが、当然のことながら当時、借屋で一人暮らしをしていた僕にはそんな余裕はありませんでした。

大学の奨学金の返済が開始されたり、家賃を支払ったり、電気・水道・ガスなどの公共料金、そして食費…携帯料金。一人暮らしの新生活も始めたことからも、日用品など余計な出費がたくさんあり、最終的に両親に援助を求める結果となりました。

当時のことは鮮明に覚えていますが、はっきりいってブラック企業だと感じてならなかったです。

2ヶ月目からの給料は多いように感じるが・・・

これは会社によって違うのだが、施工管理としての給料はどこも多く指定しているところが多いです。しかし、僕が入社したところでは職種によって給料に差がありました。

営業・事務職・施工管理職・設計職と大まかに分類すれば4つほどあり、この中で一番給料が安いのは事務職でした。当然、施工管理をやっていた自分は「施工管理職」の給料に分類されるだろうと思っていた。

しかし、会社の規定では僕が配属されていた部署では「施工管理職」ではなく、なぜか!なぜか!「事務職」という分類になっていました。そのため、施工管理の仕事で激務に耐えていながらも給料は薄給であるという天変地異のような現象に巻き込まれていたのです。

それでも、初任給のときに比べれば、まだまともな給料を貰えていたので生活に困るということはありませんでした。

さいごに

今回の話では初任給がキッカケで転職したいと思ったわけですが、どう考えても会社側の不当な働きかけであるという事実は拭えません。

お金は生活をする上で大切な存在であり、生活のために働くのが1番の理由とも言えるわけです。企業とのいうのは、個人の集合体で、現代社会においては大きな権力を持つ存在でもあります。もし、入社して間もない新社会人を潰すような出来事があるならば、その会社の行動はおかしいと思うべきです。

おかしい会社にずっと居座ってしまえば、自分の将来も怪しくなってしまいますし、その会社の将来性は絶望的なのかもしれません。

僕は5年近く我慢して施工管理をやってきましたが、いまは建設業とはまったく関係のない仕事をしています。今回のような経験がトラウマの1つとなり、二度と戻りたくない業界であることは紛れもない事実なのです。

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