2018年1月からAmazonで販売開始したProxelle社のBluetooth対応イヤホン『DUO』を実際に使ってみました!
新作として販売された『DUO』はBluetoothイヤホンの中でも低価格帯(Amazonでの3月中旬ごろの価格では2,399円)とお手頃となっています。しかし、手頃な価格といえどネット上ではお試しするということは難しいですよね。
コスパが良いと評判がいいBluetoothイヤホンは数多くありますが、ProXelle社の『DUO』はコスパ面に優れたイヤホンなのでしょうか?
今回は、そんな『DUO』を実際に使ってみたので使用感を実機レビューでご紹介!
※当記事はProxelle社の製品提供によるレビュー記事となっていますのでご了承の上、ご覧ください。
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ProxelleのBluetoothイヤホン『DUO』製品概要
販売メーカー | Proxelle |
製品型番 | DUO |
バッテリー容量 | 100mAh |
充電時間 | 約60分 |
音楽連続再生時間 | 約7時間 |
対応Bluetooth | ver4.2 |
Bluetooth通信範囲 | 約10m |
防水保護等級 | IPX5 |
本体重量 | 18g |
周波数 | 20-20kHz |
専用ケースが付属されている
専用のケースがあり、本体と付属品を収納することができます。利用しないときに収納することができ、コンパクトに収納できる点はいいですね。収納ケースにはProxelleのロゴが印字されており、材質は少し固めな感じで布のような袋の収納ケースよりもいいかもしれません。カバンの中で押しつぶされてしまう心配は無さそうです。
▼専用ケースの材質は少し固めのハードケース
▼ケースの中身は付属品すべて収納できるサイズ
ケースの中身にはネットがあり、DUOに付属されている交換用のイヤーピースや充電ケーブルをすべて収納しておくことができるサイズです。チャックはシングルなのでダブルジップならもっと使い勝手が良かったかな~と感じています。
『Proxelle DUO』の付属品
交換用イヤーピースは大・小が用意されているため、人によってサイズ調整が可能となっています。
また、本体のケーブルは長めに設計されています。長さに余裕があるため、長さを調整するためにアジャスターがありました。アジャスターの使い勝手や装着感については後述しているので参考にしてください。
マグネット内蔵で首にぶら下げられる
イヤー部分のみのBluetooth製品では外した際になくしてしまうこともあるかと思いますが、こちらはコードがあることを活かした工夫がされており、マグネット同士でくっつけることで首にぶら下げておくことも可能です。
防水等級がIPX5でスポーツシーンの利用が可能
防水保護等級がIPX5ということでスポーツでの利用を想定している性能といえます。IPX5の保護能力については下記参照
【防水等級IPX5の保護能力】
いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
お風呂での利用は控えたほうがいいですが、汗をかくスポーツ程度なら問題なく利用できる感じですね!最近はBluetoothイヤホンだけでなく、スマホも防水性能が上がっている傾向があるので標準的な性能だと思っていいいかもしれません。
イヤホン本体は他と比べると重さがある
ちなみに重量についてですが、実際に計測してみたところカタログよりも若干軽いことがわかりました。カタログ上では18gとなっており、計測結果は17.5gと0.5g軽い模様。
▼『Proxelle DUO』の重量を計測した結果
同じタイプのBluetoothイヤホンより数gは重い製品かと思います。音量調整するコントローラー部分とバッテリー部分が別々になっていることから、コントローラーとバッテリーが一体になっているイヤホンよりも重いようですね。
▼バッテリー部分とコントローラー部分が別々
『Proxelle DUO』を使ってみた感想
装着感は人による
結論からいうと、装着感は微妙と言わざる得ませんでした。付属品に用意されているイヤーピースを全て試してみた感想をまとめると以下のような感じです。
【イヤーピース大】
大きすぎるためか耳に入りきらずに途中で止まってしまう感じ、この状態でマラソンをしようものなら落下してしまうと思いました。
【イヤーピース中】
こちらも大と同様に装着感は微妙と感じてしまいました。
【イヤーピース小】
大きいサイズよりかは使いやすくなりました。フィット感は人によるかと思いますが、多くの人が標準で装着されているものから小さいサイズに変更するのが多いのではないでしょうか。
全体的に見ると、しっかり装着しているという感覚がないように感じました。カナル型というわりにイヤホンを耳にあてがっているような感じインナー型のような感じで、深く装着したくないという人にはいいかもしれません。個人的にはあまり好みではありませんでした。
同価格帯のBluetoothイヤホンでの装着部分を比較した画像は以下のようになります。右側がDUOで左が別製品となっています。
▼イヤー部の比較
イヤーピースは別途で自分に合ったものを装着したいのですが、『Proxelle DUO』にピッタリくるイヤーピースを探すのは少しむずかしいかもしれませんね。ちなみに写真に登場しているイヤホンは別記事で紹介しています。
低音重視の音質でapt-x対応
実際に音域について計測しているわけではないため感覚での内容になってしまうことを承知の上でご覧いただきたいのですが、低音に寄せた性能で高音域の表現力は残念なレベルと感じました。
販売メーカーも低音領域には力をいれているようでベース音などの低音は強かったです。この価格帯のイヤホンでは同じようなレベルが多いため、頭1つ抜き出ているとは言い難い印象でした。価格相応ということは意識しておきたいところです。
ただし、apt-xに対応しているためBluetoothイヤホンで遅延を意識する人には嬉しいポイントもありますね。
アジャスターで長さを調節できるのは良い
もとのイヤホン本体の長さが長めに設計されているため、アジャスターを使った長さ調整は必須
▼アジャスターを使って長さを調整
アジャスターは取外も可能で長い状態で利用することも可能であり、短めにしても使えるようになっています。ただ、アジャスターは本体を引っ張ると簡単に外れるようになっているため無くしてしまわないように注意しておきたいところです。
コントローラー部分はデカめなので操作しやすい
見た目は少し不格好ではあるが、実際に使ってみるとコントローラー部分の大きさは悪くないと感じました。コントローラー部分はボタン状にはなっていないため、ご操作してしまいそうな面はあったのが少し残念。
▼コントローラー部分の比較
コントローラーの大きさについては操作しやすい工夫がされているのでは無いでしょうか。
また、コントローラー部分はシンプルに音量調節や再生停止の3つのボタンに加えて、側面に充電口があります。
▼コントローラー部分の外観
▼充電端子はmicroUSB
『Proxelle DUO』の総評
細かい工夫がされていると感じたのが全体的な印象です。
ただ、装着感については人を選ぶかと思いました。特にカナル型を中心にイヤホンを使っている人は違和感を覚えることでしょう。
音質の面では、価格相応となり音楽鑑賞や映画鑑賞にピッタリとはいえません。移動中のBGM程度や軽いスポーツで使うことを想定しているような製品かと思います。重低音が強く、作業用としての使いみちがベストなのではないでしょうか。
さいごにコスパが良いか?と聞かれれば、価格相応でありメインで愛用するタイプではないかと思います。2018年3月時点でAmazonでのタイムセール品としても、頻繁に登場するため直近価格の2,399円より安く購入したい人はウォッチリストなどに追加しておくことオススメします。